2012年1月30日月曜日

よくわからない

去年の暮れに注文していたFLHのガスケットキットです・・・


最近ではショールームにエンジンのパーツを置いているせいか、来店された方々に「これ何?」と、聞かれることが多くなってきた・・・
33年前のハーレーですよ・・・と言うと・・・
「まだ、修理できるの?」と聞かれます・・・
ハーレーのいいところは、こういった古い年式のモデルでも部品があるおかげで再生がきくこと・・・
勿論、純正・社外と部品は様々ですが・・・あとは当時を知る修理人がいれば問題なし・・・
お父さんが乗っていたハーレーや、お爺ちゃんが乗っていたハーレーなど、今ではここ何年も置きっぱなし・・・そんな話もよく聞きます・・・
出来る限り、みんなのハーレーを修理して差し上げたいですね・・・

ところで・・・
最近ブログ見ていただいている方の中で、こんな話も・・・
「ブログ見てるんだけど、何をどうしてるんだかよくわからない」・・・と・・・
確かに、おっしゃる通り・・・
細かい部品を修理してても、どこに付いてどうなるのか?・・・
最近ハーレーに興味持たれた方々は「なんじゃこりゃ?」といった感じでしょうか・・・ゴメンなさいね!

エンジンも形になってフレームに乗っかると、なんとなくイメージしやすいかと思うんですが、もうちょっと時間かかりそうです・・・何卒・・・何卒・・・気長に・・・お願いします。

最近ご覧になり始めた方へ・・・
もともと、こんな感じの状態でした・・・1979年式FLH・・・1200ccと1340ccの2種類のエンジンがありました・・・今回の車両はハーレーの歴史の中で一番最初の1340ccのモデルです・・・
新車とまではいかないんですが、綺麗にレストアしようと企んでおりまして・・・


車体は現在すべてバラバラの状態です・・・
最近ブログに書いているのは、ショベルヘッドと言うこのエンジン・・・いやぁ~コレがまた遣れてましてぇ~・・・
現行のエンジンが、ツインカム!その前がエボリューション!でもってその前がこのショベル・・・
止りそうで止まらないアイドリングで、尚且つドコドコいって走ってたエンジンですね・・・
昨日のブログで、磨いていたのはちょうど一番上のカバー2つですね・・・右手の指3本攣りました・・・


ちょうど今日はこのエンジンのクランクケースを修復しているところでして・・・
続きをどうぞ・・・

いよいよ・・・と言うほど大げさなことではないんですが、先日古い塗装を剥がしたクランクケースを塗ろうかと思ってまして・・・
最初に登場したガスケットを使ってマスキングをしていきます・・・


なんとなくマスキングして塗ってしまうと、組み付けたときに塗れていない所が目に付くので、ガスケットの形にテープをカットしていきます・・・
まずは、大まかにテープを貼って・・・


ガスケットをあてます・・・


ガスケットに合わせて線を引き・・・


それをカットしていく・・・


切ったところを、剥がすと・・・


こんな感じで塗り分けるところがはっきりする・・・


こうして塗装しておけば、シリンダーを組んだ時にすべて同じ色合いで綺麗に仕上がる・・・外注さんに頼むと、この辺が手間で嫌がられることも・・・
スタッドボルトにもマスキングして上側は完成・・・


同じように、タペットブロックとオイルポンプの面も仕上げていきます・・・


地味で退屈ですが、塗装後のクランクケースを想像しながら頑張っております・・・


次はオイルポンプ・・・


同じようにカットします・・・


この部分に、この間仕上げたポンプ(下の写真)が付きます・・・このいびつな黒い物体です・・・


あとは、全体の大きな開口部をふさげばOK!です・・・


さぁ~あとはいい天気の日に気持ちが高ぶってきたら塗ることにします・・・
焦ってやるとこういうのはダメなんですよね・・・せっかちなもんで・・・
乾いてないのに触りたくなる衝動を抑えられないものですから・・・昔よく失敗したんです・・・
また、明日もがんばります・・・
では、お疲れ様です・・・

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