3月末の閉店後、夜な夜な集まるビンテージ好きのみなさま
品川埠頭の穴場まで2時間ほどちょっと散歩
レインボーブリッジをバックに記念撮影
こういう時間は大人になってもやめられないのであります
また行きましょう
さて、今日はこの子の治療から
O原さんのFXE
先週リアブレーキが張り付いてしまいまして
マスターシリンダーのポート部分にゴミが詰まってしまったようで
早速取り外して分解作業
フルードが溜まる部分はそれほどでもないようですが
シリンダー内部には
細かなゴミがたくさん
洗っても洗ってもしばらく出てくる
こちらピストンカップ
比較的新しいようで損傷もなく柔軟性も残っているのでそのまま再利用
スプリング、カップ、ピストン、ワッシャーの順に組み付けてクリップで固定
ブレーキフルード又は専用グリスを付ける事を忘れずに
ブレーキラインのフィッティング部分
前回組んだ時に巻いたと思われるシールテープ
この辺りのゴミが良からぬ詰まりを生む時もありまして
念入りに除去
マスターシリンダーを車体に戻してエア抜き
次はキャリパーの点検
ピストンの動きを確認
ブレーキを掛けた時に出る量と戻る量が大事
出っぱなしはだめ
グリスを塗り直して組み付け
次はイグニッションスイッチの交換
バッテリー、イグニッション、ライト
それぞれの端子を外して付け替え
70年代のメイドインジャパン
失火時にでるバックファイヤーに似た症状が続いているこのFXE
各部点検修理を繰り返して最後に残ったのがこのスイッチ
新品と比べ抵抗値に差がすこし
電気系統のトラブルは見えないだけあってなかなか厄介
でもこれ一つで音もリズムも変わる
ひとまずO原さんのFXEはこれにて終了
でもってまたまたマスターシリンダー
これは68FLHのもの
ゴミと言うよりカビまみれ
腐ってる
何年もののフルードでしょうか
クリップを外してもピクリとも動かないピストン
ひっぱってもダメ
引いてダメなら押してみる
押したら更に中に入っちゃう
慌てずエアで加圧
出てきたピストン
O原さんのFXEと違いこちらはリペアキットをオーダーして交換が必要
今日の所はこんな感じでしょうか
ではまた
Shino