2017年5月8日月曜日

これはダメ(前編)

本日はI藤さんの残り作業から



ジェネレーターランプの接触不良



バルブ切れもなく、電気の導通も問題ないが接点があまい

ソケットのハマりが緩いのでバルブに少し加工をすることに

ほんの少しハンダで太らせる



ソケットにはめて完成



次は

これまたI藤さん

こちらのFLHを触るのは今回が実は初めて

ドレスアップされた僕好みのFLH

以前からいくつか気になる所があったので診て行く事に



バックファイヤー

エンジンからの打音

始動性の悪さ

アイドリングが不安定

ライトを点灯させると失火する

その他もろもろもろもろ



まずはキャブレターを外してマニホールドのシール交換



グズグズ

カスカス

デロデロ

フニャフニャ



切れてはいないが段付きの跡もあり、あまりいいコンディションとは言えない

こういう段付きの時はキャブレターのセット位置が合っていないのが多い



マニホールドのススを取り除き組んでいく事に



ヘッドのアライメントはまずまず



バンドを仮組してアライメント調整



水平計で角度を確認



合わせるのはポイントカバーの面

ここと合わせるのが僕のやり方



固定したら中のズレを確認して終了

あとはキャブレターもエアクリーナーも真っ直ぐに組んでいくだけ



今度はキャブレター

フロートバルブの接地面の仕上げ



割り箸大作戦

 

フロートバルブの角度に合わせて削った割り箸の先端にコンパウンドを付けて真鍮部分を軽く磨くだけ

細い光の輪っかができればおっけ

これで殆どのオーバーフローは直る



スロー系統のガスの量を調整するスクリュー

カーボンだらけでは正確な調整が出来ないのでこれも磨き

先端を曲げない様に注意



ガスの通路や加速ポンプの状態も確認して組み立て

可動部分にグリスをさしてこちらも完成



さて今回のメイン作業

エンジンの下の方からカンカンとかなり大きな打音

気になるのはリアシリンダーのエキゾースト側



さっそく音の原因を調べて行く事に

プッシュロッドカバーを外し

カムの位置を合わせる

プッシュロッドのアジャスターを緩めようと思ったその時

あれ

これって

おいおいおいおい

これはダメだよ

 

誰だよ

このエンジン組んだの

こういう仕事する人に限って不具合が出るといつもこう言う

「ショベルはこんなもんだよぉ」...と

詳しくは後編で

ではまた

Shino


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