2012年12月10日月曜日

エンジンを先に進めます

こんばんは・・・

車体もざっと仮組が終わりいろいろ今後の段取りを考えた挙句、エンジンを先にやることにしました・・・

入庫した時にはとても調子の良いエンジンだったのでバルブ回りの確認とコンロッドのガタの確認で良いかと思っていたんですが・・・

ではどうぞ・・・
取り急ぎテキパキと外していきます・・・
まずオイルライン・・・



それからロッカーボックス・・・


パッキンパッキンと乾いた音を立てながらナットが緩んでいきます・・・


プッシュロッドごとまとめてゴッソリ取り外します・・・


次にヘッドボルトを緩めます・・・


一人でやると両手両足フル稼働です・・・見られるとちょっと恥ずかしいポーズ・・・


まずはフロント側・・・
年数なりです・・・


燃焼室にこびりついたカーボン跡・・・クッキーのように焼けてます・・・


問題はリア・・・
同じくボルトを外してヘッドをとると・・・



おっと!・・・


エキゾースト側、油まみれ・・・シールか?・・・


ありゃま・・・バルブシールじゃない・・・

ちょっと画像だとわかりにくいんですが、バルブガイドとヘッドの隙間からオイルが漏れてる・・・



これは修理したほうがいいですね・・・漏れる一方です・・・

次はシリンダーを外してピストンとコンロッド部分の確認・・・


こちらブローバイホース用のクランプ・・・使っていないので外してしまいます・・・


ナットを取って・・・シリンダーを引っこ抜く・・・



ガスケットの張り付きがきつい場合はココを叩くのが一番・・・ねじるように叩くのがコツ・・・


シリンダーを抜くとこんな感じ・・・


あっ!こんなところに小さなナット発見・・・


ビックエンドのベアリングは問題なさそうです、後程測定しますがそれ程の誤差はなさそうです・・・


シリンダーの内壁やピストン関係の部品もそのまま使えます、オイル上がりになるような深い傷もありませんでした・・・



こちらはロッカーアームに上っていくオイルラインのフィッティング部分・・・ゴミが山盛りです・・・


よくこれでオイルが上がっていくもんです・・・


ほじくっても取り切れるレベルではないのでフィッティングを外します・・・


昔はオイル漏れを防ぐためにシールテープを巻いて組むことが多かったんですが、巻きすぎるとこういったところにどんどん詰まっていきます・・・


こんなゴミでもエンジン内の状態を確認するのに重要なんです・・・すぐに捨てちゃダメ・・・

詰まってるゴミをほどいてみると案の定・・・
ピックで刺してる小さな破片・・・何かの金属です・・・
イヤですねぇ~こういうの・・・どのタイミングで混入した物なのかは現在調査中・・・


オイル漏れがあるカムカバーを取り外します・・・



オイルで配線がビショビショです・・・


原因はこのカムシャフトのオイルシール・・・
外に飛び出しています・・・これは良くあるオイル漏れの症状です・・・


開けて中を確認・・・




他におかしな所はないか・・・

カムベアリングとか・・・おや?・・・フロント側に向かって髭が生えてる・・・


これまた金属・・・気になる・・・すごく気になる・・・


クランクケース内の圧力を逃がすブリーザーギア・・・


こちらも中におまけが・・・


君は一体どこからやってきたんだ・・・


結構大きなガスケットの破片のよう・・・

金属片・・・髭・・・そしてガスケットの切れ端・・・

ん~~~なぞは深まるばかり・・・もう少し分解したほうがいい気がしてきました・・・

では本日はこの辺で・・・
お疲れ様でした・・・


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